支部長挨拶

九州インプラント学会 支部長あいさつ2020年6月より九州支部長を拝命致しました九州歯科大学の細川より一言ご挨拶を申し上げます。

歯科インプラント治療はもはや特殊な歯科医療ではなく、大学病院などの二次医療機関だけでなく、症例によっては多くのかかりつけの歯科診療所においても施術が可能になっている信頼性の高い治療法です。

インプラント治療に対する需要は、超高齢社会の日本においては今後も増加することが予想され、それに対し安全・安心なインプラント治療を提供するための知識・技術の習得が必須であることは言うまでもありません。また、エビデンスに基づく医療(EBM)の重要性を考えると、インプラント治療に携わる臨床医は、最新の医療情報、エビデンスを情報共有し、常にアップデートしていく必要があります。

本学会では、研修施設や専門医制度を整備することで、歯科医師のインプラント治療に対する技術ならびに最新の臨床エビデンスの共有、専門性の高い知識の担保に努めております。現在、約16,000人の正会員が登録されており、日本歯科医学会の専門分科会としては、口腔外科学会を超え最大の会員数を擁しています。

九州支部は沖縄県を含む九州8県で構成され、研修施設として6つの大学病院と2つの臨床系施設があり、安全・安心なインプラント治療を提供できる歯科医師の育成に努めております。また、年1回の支部学術大会を開催しており、最新の情報の交換、あるいは個々の知識のアップデートの場として活用頂いております。

支部運営にあたっては、前支部長の古谷野 潔先生(九州大学)の活動方針を継承し、各県の代議員の先生方を始め会員の各先生方と連携をとりながら、患者の皆様に最善の医療を提供するために誠心誠意努力する所存です。インプラント治療の水準を向上し、国民に寄与するため、今後とも会員の諸先生方のご協力をお願い申し上げます。

 

公益社団法人日本口腔インプラント学会
九州支部 支部長 細川隆司

 

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